東京オリンピックで涼しい時間から競技を始めるため森喜朗会長が提言し導入が検討されているサマータイムですが、最近会社でも今のシステムへの影響調査のヒアリングが始まっており、気になったのでいろいろ調べてみました。

サマータイムの概要

導入の背景になっているのは最近の夏の猛暑ということになっています。欧州からも指摘され導入が検討されているようです。競技の開始時間を早めればいいのにと思いますが、ボランティアが間に合わなくなるから限界があるとかどうとか。

サマータイムの概要は以下のようになります。

  • サマータイムが始まる際に、時計を2時間進める。(今の2時が4時になる)
  • サマータイムが終わる際に、時計を2時間戻す。(今の2時が0時になる)
  • 切り替えはAM2時に行われる国が多い。(人への影響が一番少ない時間)

サマータイムの歴史

日本でも昔に導入されたことがあるようです。

  • 1948年~1951年までの3年間に米軍に占拠されていた関係で1時間時間を早めるサマータイムを導入
    ⇒農家の生活への負担、交通機関の乱れなどのため廃止されたようです。
  • 1995年ごろから数年おきぐらいに何度か導入が検討されてたことがあるが、どれも反対が多く導入されなかったようです。
  • 欧州では1970年代後半から80年代に本格導入されています。
    ⇒最近は健康面で反対が多く、欧州では廃止が検討されているようです。

長所と短所

長所は涼しい時間から行動するため省エネとなる、夜の明るい時間が多くなるため余暇時間の消費拡大したり犯罪が減る

短所は時間がずれる際の健康への影響、明るい時間が増えることによる残業の増加懸念、日本のシステムはサマータイム前提でないためシステム影響など。

システムへの影響

  • 時間の変更はOSが行う
    ⇒例えばWindowsの時間をサマータイムのある国に設定すれば、サマータイムの期間はOSが自動的に時間を変更してくれます。Linuxなどのサーバでも同様なので、日本時間もサマータイムで時間をずらす対応をOSパッチで行うことになることになるかと。
  • サマータイム終了時に開始と終了の時刻が反転してしまう、同じ時間が2回来る
    ⇒例えばSUICAなど、改札に入る時間が出る時間より後になってしまい、何が起こるかわからないらしい。
  • サマータイム開始時に時間が短くなるためバッチ処理が終わらない
  • 他の検討要素としては、サマータイムで記録した時刻をサマータイム以外で表示する時間はどちらの時間とするか
    ⇒UTCで時刻を保存するか、ローカルタイムとして保存するかで時間がずれてしまう。

所感

個人的にはサマータイムは以下の理由で反対派です。

  • システムへの影響が甚大
    ⇒すでに導入されている国は、システムがここまで普及する前に導入しており、サマータイム前提でシステムが作られている。日本はそうではなく今から導入は影響が大きすぎる。
    ⇒導入した場合、システムのサマータイム対応にかなりのコストがかかり、企業成長が鈍化しそう。
  • 欧州では廃止を検討してるのに、時代に逆行してなぜ今更いれるのか不明・・・
  • そもそも余暇時間に消費拡大したらその分エネルギーを使うし、本当に省エネになるか懐疑的。
  • 時計はずらさずピークシフトするだけでいい気がする。競技時間は早い時間にやればいい気がする。(臨時の電車とか出して)