第二子が生まれて入院中に聴覚スクリーニング(聴力検査)を受けたのですが、リファー(再検査)となってしまい精密検査を行ってきました。同じリファーになってしまった方への参考になればと思い、そのとき不安になり色々調べたことをまとめておきます。

まず始めに

出産時のスクリーニング検査で再検査となった場合、数か月間を開けて再検査となります。この期間が非常に不安になるかと思いますが、再検査で重度な難聴となるのは1割ぐらいのため、そこまで不安になる必要はまだないです。

また、最初は聞こえが悪くても月齢が上がってくるうちに聞こえるようになるケース、耳垢や羊水が詰まっていただけのケース、実は中耳炎だったケースなどもあります。

スクリーニングで再検査となっても精密検査までは不安がらずに普段通りに赤ちゃんに接してあげて、日常生活の中で少し意識して音の反応を見てみるぐらいがよいかと思います。

参考までに我が家の場合

我が家の場合は以下のような流れでした。スクリーニング検査は3回行い全部リファーだったのですが、精密検査では問題なしでした。

うちの場合は、妊娠中におたふくかぜにかかったり、出産2週間前にインフルエンザにかかったりと散々でしたので、余計に心配はありました。

  1. 出産での入院中に聴覚スクリーニング検査を受ける(OAE検査)
    ⇒片耳リファーと診断される
    ⇒精密検査のため東京医療センターの紹介状を貰う
  2. 数週間後、東京医療センターに行き検診を受ける
    ⇒ちょうど検診の最中に赤ちゃんが寝たため、その場でOAE検査を再度受ける
    ⇒両耳リファーと診断される
    ⇒月齢5か月ぐらいの時期に精密検査(ABR)を予約
    ※この期間が一番不安でいろいろ調べました・・・
  3. 月齢5カ月ぐらいに東京医療センターに行き薬の処方と説明を受ける
    ⇒ABRは鎮静剤のようなもので眠らせて行うため、体重を図り処方してもらう
    ⇒薬を使うリスクなどの説明を聞き同意書を書く
    ⇒一応AABR検査を行ってもらったが両耳リファー。
    ※この月齢になるとAABRの検査自体の成功確率がかなり低いとのこと
  4. その翌週に東京医療センターに行き精密検査を受けるが失敗
    ⇒薬を飲んでも赤ちゃんが全然寝なくて検査できずに終わる・・・
    ⇒再度処方からやり直すため2回通う必要があるとのこと
    ⇒家からのアクセスが悪いので成育医療研究センターへの紹介状を貰う
  5. 成育医療研究センターへ行き検診を受ける。
    ⇒月齢6か月を超えると精密検査(ABR)で薬が必要になるので、6カ月になる前に薬なしでABRをやろうという話に。
  6. 翌週成育医療センターへ行き薬なしで精密検査を実施
    ⇒薬なしで寝ている間にABR検査を行い両耳異常なしという結果が出る

これは私見ですが、東京医療センターは患者が成人ばかりで幼児の聴力検査には慣れていないようでした。成育は子供専門なのでとても慣れた感じで確実に成育の方がおすすめだと思います。

新生児聴覚スクリーニング(聴力検査)とは

スクリーニング検査は聴覚障害を早期に発見するために生後入院中に実施する任意検査です。そのため大体5000円~9000円ほど自費がかかります。

入院中に行う理由は、検査を赤ちゃんが寝ている間しかできないので入院中の方が検査しやすいからです。

赤ちゃんは6か月頃から周りの言葉を聞き始め学習していくようで、難聴発見のタイミングが遅れると言葉の発達が遅れてしまうため早期発見が大事とのこと。10年ほど前から新生児の聴覚スクリーニング検査が導入されたようです。

スクリーニング検査は大きくAABRとOAE

スクリーニング検査の種類には自動聴性脳幹反応(AABR)とスクリーニング用耳音響放射(OAE)があります。

AABRは精密検査であるABRを自動化した簡易検査で、数分で実施できて35dbの音が聞こえているか確認することができます。ABRは寝ている状態の幼児の脳波を測定して音が聞こえているか確認する検査です。

OAEは耳にイヤホンのようなものを付け、音の反射のようなものを測定することで検査する方法になります。AABRよりも安価ですが、要検査(リファー)となる確率は高くなるようです。OAEでは40db以上の音が聞こえているか確認できます。

スクリーニング検査でリファーとなった場合は精密検査を受ける

スクリーニング検査でリファーとなっても難聴が確定したわけではありません。難聴疑いということで精密検査を受けることになります。精密検査はABRという検査で赤ちゃんが寝ている間に脳波を測定して音への反応を測定します。

スクリーニングでリファーとなっても精密検査で異常なしということもあります。重度の難聴という結果になるのはリファーの内の1割程度のようです。

精密検査は時間がかかるため鎮痛剤のような薬を飲ませて赤ちゃんを眠らせた状態で測定します。そのため、月齢3ヶ月以上でないと受けることができないようです。

精密検査で難聴の度合いが分かる

精密検査では難聴の度合いが分かります。難聴は大きく4段階に分かれます。

片耳だけ悪い場合や、軽度難聴でしたら言語習得には問題ないようですのでそこまで心配は不要のようです。

精密検査で難聴となった場合は何回か検査を行い難聴の原因を特定していくことになります。

聞こえるレベル 難聴度合い 参考
~25db 正常 ささやき声、木のそよぎが聞こえる
25~40db 軽度難聴 1m先の話声が聞こえる。
日常会話が聞こえる。
40~70db 中等度難聴 1m先の大きな声を聞くことができる。
ピアノの音が聞こえる。
70~90db 高度難聴 耳に向かって張り上げた声が聞こえる。
車のクラクションが聞こえる。
90db~ 重度難聴 張り上げた声が聞こえない。
クラクションが聞こえない。

精密検査で難聴となった場合は原因を検査していく

難聴の種類には「伝音性難聴」「感音性難聴」「混合性難聴」の3種類があるようです。伝音性の場合は補聴器による効果が見込まれるそうですが、感音性の場合は補聴器による効果が少ないことがあるようです。この場合は人工内耳などの方法を検討していくようです。

引用:http://www.niigata-aid.co.jp/ear_nantyo.html

先天性の難聴の確立と検査で異常となる確率について

先天性の難聴・・・1000人に1人の割合

聴覚スクリーニングでリファーとなる確率・・・100人に1人の割合

リファーの内重度難聴となる確率・・・10人に1人の割合

自分でもできる聴覚検査

病院に行き機械を使った検査を行う以外にも、自宅でも赤ちゃんの音に対する反応を見ていれば聞こえているかはある程度分かるため、精密検査を待つまでの期間で試してみるとよいかと思います。

  • 寝ているときに物音に反応する(モロー反射、起きるなど)
  • 起きてる時に物音に反応する(モロー反射)
  • 耳元で音を立てるとその方向を向く(月齢4カ月ぐらいから)