年金は原則65歳から受給を開始しますが、65歳より前や後に受け取る「繰り上げ受給」や「繰り上げ受給」という制度があり、これによって受け取る年金額が変わります。

私の妻の父(個人事業主)が年金を60歳から受給し始めたのですが、理由を尋ねると60歳から貰った方がお得という話が周りで多いらしく早めに貰い始めたようです。

本当に早くもらうのがお得なのか気になったこともあり、ここでは何歳から受給するのがお得なのかについて比較していこうと思います。

いくら年金を受け取れるのか

繰り上げの場合は1ヶ月につき0.5%年金が下がります。繰り下げの場合は1ヶ月につき0.7%年金が上がります。

60歳、65歳、70歳から受給を開始したそれぞれのケースで、年齢毎の年金受給額の総額をグラフにすると以下のようになります。

  • 76歳までは「繰り上げ受給(60歳)」の方が総額が多いためお得
  • 76歳~81歳の間は「制度適用なし(65歳受給)」の方が総額が上回るためお得
  • 81歳からは「繰り下げ受給(70歳)」の方が総額が上回るためお得

ということになります。
結局何歳まで生きるか次第でお得かどうかは変わってきますので人それぞれです。

繰り上げ受給したときのデメリット

繰り上げ受給を行うといくつかのデメリットが発生しますので、寡婦年金の権利があるかどうかや健康状態などを考慮したうえで繰り上げを行うか判断しましょう。

  • 事後重症などによる障害基礎年金を請求することができなくなる
  • 寡婦年金の権利がなくなる

・・・等々。詳しくはこちらが参考になります。


というわけで、正解はないため上記のようなことを考慮してそれぞれのライフプランや状態によって判断していく必要があります。

あまり長生きする予定はなく先の心配より今のお金の方が大事であれば「繰り上げ」、家系的に長生きで先のことも心配であれば「繰り下げ」を選ぶなど、考え方はいろいろあると思います。